NDMF Avatar Root コンポーネントを実装する

[kaikoga]

背景

ndmf 1.5.0 では、VRCSDKの入ったプロジェクト（以下、VRChatプロジェクト）で非VRChatアバターを扱うためにはダミーのVRCAvatarDescriptorを刺す必要があるが、より柔軟なAvatarRoot判定を導入したい。

• Resoniteに対応する際、Resoniteアバターを示すコンポーネントが存在しないため、アバターを判別できるヒントがAnimatorしかない
  • Animatorはアバターではないものに刺さっている可能性があり、これをヒューリスティックで判別するのは難しい
  • RuntimeUtil.FindAvatarRoots() は全てのアバターかもしれないオブジェクトを探すが、これにResoniteアバターを含めるためにはAnimatorで判別するしかなく、false positiveが増えうる
    • （現状実装されている部分的なVRM対応は非VRChatプロジェクトはAnimatorで判別している）
• VRMやChilloutVRに対応する際、既存のアバターを示すコンポーネントを無視している
  • VRMMeta、Vrm10Instance、CVRAvatar
  • （現状実装されている部分的なVRM対応はVRChatプロジェクトでは動作しない）
• VRChatプロジェクトではダミーのVRCAvatarDescriptorを刺すこともできるが、これに頼れない
  • 不完全なVRCAvatarDescriptorがプラグインの動作を阻害するかもしれない
  • VRCAvatarDescriptorとVRMMetaが両方刺さってるかもしれない
  • 単一のプレハブから複数のプラットフォームに出力するようなユースケースで、出力先プラットフォームをオーバーライドする手段があると嬉しいかもしれない feat: add an API sketch for a platform-support-declaration system #76

提案

• NDMF Avatar Rootコンポーネントが刺さったオブジェクトをAvatarRootとする
• VRCAvatarDescriptorが刺さったオブジェクトもこれと同様に扱えるよう、コンポーネントの型をレジストリに登録できるようにする
• 対応するプラットフォームSDKがインストールされている場合、VRCAvatarDescriptor、VRMMeta、Vrm10InstanceはNDMFがレジストリに登録する
  • NDMFにChilloutVR対応を追加する場合、このリストにCVRAvatarを加える
• ResoniteアバターにはNDMF Avatar Rootを追加してもらう
  • この際、NDMF Avatar Rootから出力先プラットフォームを設定できるようにする
  • Generic Animator対応は緩やかに非推奨化する
  • 出力先プラットフォームによって挙動を変えたいプラグインがあるかもしれないので

[bdunderscore]

AvatarRootの指定コンポーネントは同感ですが、そのうえでアバターの最低限の設定も考慮する必要があるかなと思います。
たとえば、視点の位置とか、口パク設定とか・・・