A simple high memory FLAC player for Human68k/X680x0
PhantomX 68030モード + ハイメモリ 専用のFLAC音楽プレーヤです。Mercury-UNITまたは内蔵ADPCMが利用可能です。
曲名、アルバム名、アーティスト名のタグ情報表示に対応しています。アルバムアートの表示も可能です。(ただしベースラインJPEGのみ)
44.1kHz/48.0kHz 2ch 16bit/24bit のFLACデータは基本的にすべて再生可能です。
MP3の再生にはHMP3P.Xをご利用ください。
MP3/FLAC両対応のセレクタMP3SEL.Xとの併用をお勧めします。
- X68000実機
- PhantomX 人柱版 (version 1.04b または 1.20)
- Raspberry Pi 4B (なるべく後期型)
- MPU 68030 モード (68000モードでは動作しません)
- MPU ライトバックモード (ライトスルーモードでは処理が追いつきません)
- ハイメモリ256MB以上
- Mercury-UNIT V2.0/V3.0/V3.1/V3.5/V4.0 または KeplerX
- TS16DRVp.X ハイメモリドライバ
- PCM8PP.X 0.83d
- Mercury-UNITが無い場合は PCM8A.X 1.02.1 (TcbnErik氏のハイメモリ対応版)
FLACデータファイルは PhantomX 人柱版の WindrvXM 機能を利用してSDカードに直接保存することを強くお勧めします。
68040モードでも動作しますが、68040に対応したFLOATの組み込みが必要です。FLOAT2.Xを使うか、68040対応改造版のFLOAT4を利用してください。SHARP純正FLOAT3.X/FLOAT4.Xは68040に対応していません。
XEiJ でのみ確認しています。
- XEiJ X68030 モード
- 060turbo互換ハイメモリ 256MB以上
- TS16DRVp.X ハイメモリドライバ
- MPUクロック 250MHz 以上
- ウェイトサイクルあり可
- PCM8A.X 1.02.1
- データはHFSから読むこと
TS16DRVp.X および PCM8PP.X をあらかじめ常駐させておきます。Mercury-UNITが無い場合は PCM8PP.X の代わりに PCM8A.X を使用してください。
usage: hflap [options] <input-file.fla>
options:
-l[n] ... loop count (none:endless, default:1)
-v<n> ... volume (1-15, default:6)
-t<n> ... album art display brightness (1-100, default:off)
-b<n> ... buffer size [x 64KB] (3-32,default:4)
-n ... no progress bar
-s ... use main memory for file reading (SCSI disk)
-h ... show help message
音割れを防ぐために、PCM8PP/PCM8Aの音量設定は少し小さめとなっています。
アルバムアートワークを表示させるには -t80 など、表示輝度パーセント値を指定して -t オプションを使ってください。
ベースラインJPEGのみ対応しています。プログレッシブJPEGやPNGには対応していません。
WindrvXM/VDISKドライブ以外のSCSIドライブ等からFLACを読み込む場合は -s オプションをつけてください。
TS16FILE.X は WindrvXM + ハイメモリと相性が悪いので使わないようにしてください。
再生中はバッファにデータが展開されるたびに > が表示されます。最後まで展開が終わると | が表示されます。もし再生データの方が進みが速くバッファを消費してしまった場合は * が表示されます。バッファアンダーランが発生した場合はメッセージが表示され、再生が一時停止します。-n オプションをつけるとプログレス表示を行いません。
moraなどのダウンロード販売が利用できます。
Win/Mac/Linuxなどで flac, ffmpegなどのソフトを使って既存のデータから変換することも可能です。
88.2kHz/96.0kHzなどのサンプリング周波数の高いデータは、データがどのようにエンコードされたかにより処理落ちなく再生できるものとそうでないものがあります。
Win/Mac/Linuxなどでコマンドラインツール flac を使うとファイルサイズは大きくなりますが、安定して再生できる形式に変換することが可能です。
flac --compression-level-0 --disable-fixed-subframes --output-name=hogehoge_nofix.fla hogehoge.flac
上記は再生が間に合わない96kHz/24bitのデータを、再生が間に合う96kHz/24bitのデータに変換する例です。(無圧縮かつFIXEDフレームを使わない)
コマンドラインツール flac はFLACの本家サイトからダウンロード可能です。
- Windows版 flac-1.4.3-win.zip
変換してもロスレスのままであり、情報量の欠落はありません。
本ソフトはFLACデータのデコードに libfoxenflac ライブラリ(GPLライセンス)を使用しているためGPLとなります。
ソースコードは https://github.com/tantanGH/hflap-src/ に置いてあります。
- 0.2.5 (2024/03/20) ... もう少し高速化した
- 0.2.4 (2024/03/19) ... 少し高速化した
- 0.2.3 (2024/03/17) ... 88.2kHz/96.0kHzのデータを拒否しないようにした(ただし再生は間に合いません)
- 0.2.2 (2024/03/16) ... ID3タグがついている場合は読み飛ばすようにした
- 0.2.1 (2024/03/16) ... 拡張子のチェックを廃止
- 0.2.0 (2024/03/16) ... 初版